2020年8月31日に，T-HOCで｢訪問看護の現場でのギモンとホンネ～病気の病態や治療，医師との連携，知識の学び方などのギモンにお答えします！～｣という題目で授業を行いました．

T-HOCとは鳥取大学が，在宅生活志向（Home Oriented Care: HOC）の行き制を基本理念として開講している｢在宅医療推進のための看護師育成プログラム｣です．参加者のみなさんは，看護師として経験はされているなか，訪問看護をし始めた方々でした．

訪問診察で医師が若干困惑している場面を描いているマンガを題材にどんなことを感じたかを書き出してもらいました．感じたことを参加者に書き出したあと，参加者同士で対話をすることで，訪問看護師としてどのようなことを大切にしているのか，省みる時間となりました．この時間のあと，多職種連携コンピテンシーモデルを紹介しました．｢患者・家族の周りにいる医療・介護専門職がその専門職種としてお互いに価値観を出すことができているのか｣，｢職種間の対等ってなんだろうか？｣などの問いが自然に生まれていました．

毎年この授業をやっていますが，いつも参加者のみなさんのメンバーが違うので，新しい学びがあり，とても楽しいなあ，と感じる時間でした．(井上)